初詣

近くの神社に初詣に行った。
隣りで、家内安全、無病息災そしてこれからの生活のことを声を出してけなげに神様にお願いする妻。
不意に涙がこみ上げて来た。
今年が良い年になりますように。

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面影

師走の青い空　冷たく澄んだ空気
街中に年の瀬へ向けた風情が漂う
今年も終わろうとしている

今日というこの日まで生きられなかった人がいる
生きたかったのに生きられなかった
楽しいはずのクリスマス　大晦日　正月を迎えることなく逝った人達
その人達の面影を胸に抱きながら今日も生きる

晩秋

家の近くの神社を訪れた。
境内に降り注ぐ晩秋の日差し。
黄色く色づいた銀杏の葉が風に舞う。
そこに佇ずみ深呼吸をする。

自分は生きている　生かされている。
ふと見上げた空が青い。
涙が溢れた。

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夜景

夜、家の近くの展望台に登り、街の夜景を眺める。
家の灯り、車のライト、電車の音。
夜空に燦然と輝く星々。
漆黒の宇宙にぽつんと浮かぶ地球に我々は生きて
いる。
その人にしか背負えない荷物を抱えながら、みんな懸命に生きている。
そのことが､いじらしくも美しく思える。
ちっぽけな存在の人間。互いに助け合い、手を取り合って生きていけたらと思う。

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秋深し

ひこうき雲は英語でコントレイル。昨年の三冠馬コントレイルは今年限り、残り１戦で引退。

黄色く色づいた銀杏並木
秋の日差しに照らされて美しい

空が青い

風が頬に気持ちいい
ただそれだけの風景なのにとてもいとおしい
生きていてよかった
今こうして生きて在ることに感謝したい気持ちになった
どんな形であれ、自分はこれからも生きていたい、と

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ひこうき雲

天高く馬肥ゆる秋。

秋空に一筋のひこうき雲。

疾風の如く駆け抜けろ、コントレイル。

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